ryuの好きなものをまとめるブログ

自分の好きなものをまとめる場所が欲しくて作りました。基本的にはTwitter(もはやなつかしき名前)のフォロワーに向けたものになる? 予定。

死にたくない情熱【劇場版 少女⭐︎歌劇レヴュースタァライト感想】

『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を見た感想です。

 

注意

ネタバレ、人によってはショッキングな内容、俗に言う怪文書

 

昨日、劇場版は絶対に劇場で見た方がいいというフォロワーの勧めで、『新文芸坐』という劇場へ行きました。

https://www.shin-bungeiza.com

そして、アニメ全12話とロンドロンドロンドをなんとか二週間で視聴し、初の劇場版スタァライトとなります。劇場はとにかく周りのライティング(スポットライト)がすごくて、映画の魅力を最大限に楽しめた気がします。やっぱり劇場で見て良かった。

この記事を書く前に、ロンドロンドロンドの感想記事も書いたには書いたのですが、劇場版を見て公開を躊躇する気持ちになりました。そのくらい、ある種、感情の変化がありました。

ただ、最初に一言感想を言うと、「本当に素晴らしくて、自分の人生にとってとても大事な映画になった僕はこの作品が大好きです。出会えて良かった。

 

黒歴史記事はこちらから(これはこれでアニメにちゃんと向き合った感想だと思います。ですが、劇場版を見た後では、この記事を消したい衝動に駆られました。戒めとして残しますが)

一話〜六話感想

https://ryu-ryu-sousaku.hatenablog.com/entry/2024/02/14/220423

七話〜十二話感想

https://ryu-ryu-sousaku.hatenablog.com/entry/2024/02/15/181733

 

僕はこの作品によって、ある種、自分が分からなくなってしまった部分があります。今自分は、どういう気持ちなのかもよく分からず……だからこそ、言葉にしてみます。

 

アニメ版と劇場版

まず、この劇場版はアニメ版で重視されていたものを、丁寧に拾い上げて作られた、とても今までのファンに対しての敬意に溢れた作品だと思っております。

劇場版では、今までの気がかりに蹴りをつける戦いがいくつかありました。それは、天堂真矢がクールなのが崩れて感情をむき出しにすること、まひるちゃんが再び華恋ちゃんへの気持ちに向き合いひかりちゃんに嫉妬をぶつける(この二人での蹴りをつける)こと、ファンがアニメを見てなんとなくスルーしていたけれど描写して欲しかったもの、そのものでした。

しかし、自分も以前記事に書いたような、アニメ版での「尊い」「素晴らしい」関係を、この劇場版は同時に否定している気もします。こう言われた気がしたんです。

「あのアニメ版で満足してるようでは、君はそこまでの人間なんだ」

事実、劇場版はファンが求めていたものを描写した先に、そのキャラクターたちの関係性や意志を、アップデートするということをしていました。この劇場版は、キリンが言ったように、観客が求めたから見せられてしまった、続きです。でも、舞台少女の続きを見せられるということは、観客の続きも突きつけられるということでした。

もう、自分たちが素晴らしいと思っていたものは『過去』で、舞台少女たちは常に変わり続けている。天堂真矢とクロディーヌのデュオレヴューで、感動してしまった僕らは、劇場版でのクロディーヌのように、それで満足してしまっていたことに気付かされる。双葉ちゃんと香子ちゃんの、追う追われる関係が素晴らしいと思っていた僕らは、劇場版で、一緒にいるために一緒にならない選択があることを知る。二人で一つなのがひかりちゃんと華恋ちゃんだと思っていた僕らは、その先の二人の気持ち、二人の変化にまで考えが行き届いてなかったことを劇場版で知る。

僕は劇場版を見て、舞台少女たちの、日々進化中! を甘く見ていたことを本当に、本当に、痛感しました。そして、それは同時に、自分自身の成長の鈍さ、人間の限界の諦め、そういう自分への正当化と怠慢の考えが根本の原因であることに気付いてしまったんです。

この劇場版は、本当にすごい作品です。これからも劇場で再演されるたび、見に行く決意をしました。ですが、あまりにすごすぎて、「このキャラクターたちに励まされたなあ。自分も頑張ろう」「この関係、癒されるなあ」そういう感情さえ、持つべきなのか迷ってしまった。あまりにも、他人事じゃなくなってしまった。自分のアイデンティティさえ、揺らいでしまった。そういう意味では、この作品はこれからの僕の人生の分岐点において、その度思い出されるある種の『軸』であり、『呪い』とも言えてしまうかもしれない。自分が逃げ出そうとした時、この作品を思い出して立ち止まるような、自問自答するような……。舞台少女であることを、苦しい道であると分かっても、望んでやまないような……。

たくさんきらめきと力をくれると同時に、夢に潜む残酷性まで伝えてくる劇場版スタァライト

私たちはもう舞台の上』この言葉が本当に眩しすぎて、だからこそ焦がれ、苦しむのです。作品を通して、ここまで自分自身が揺らいでしまったのは初めてでした。だけど、同時に力も貰える言葉。本当にありがとう、スタァライト……。

 

愛城華恋の内面

華恋ちゃんは、みんなをスタァライトしてくれる、視聴者である僕にとって、自分に元気や希望をくれる存在でした。

しかし、劇場版では、華恋ちゃんの見えにくくなっていた内面が丁寧に描かれています。と、同時に、華恋ちゃんの過去がしっかりと描かれることで、僕が華恋ちゃんに求めていた希望すら、間違ったいたのではと思いました。「ひかりちゃんの通っている学校なんて知らなかった」それが嘘であったことも衝撃的でしたが、何より衝撃を受けたのは、華恋ちゃんがボイトレに行くといって友達といたファストフード店を抜け出すシーン。

華恋ちゃん以外の周りの子たちは、進路が決まっていない。やりたいことのため努力できていない。華恋ちゃんってすごいよね、で終わる。一人だけ、「華恋にも苦しみや悩みがあるんじゃないか」と自分たちと同じだと悟ったように言った人がいましたが、それさえ所詮、華恋ちゃんにとっては有象無象。同じなわけないんです、華恋ちゃんと。だって、華恋ちゃんはひかりちゃんとの約束のため、あんなに小さい頃から演劇をコツコツ重ねてきて、ボイトレもして、エリートである学校に入ることもできた。それがなんで、僕らと一緒と言えるんですか。でも、じゃあ華恋ちゃんすごいよね、って言ってるだけの人たちの方が良いかと言うと、そんなわけない。自分はすごくないの裏返しのような発言であるし、人をすごいと評価するのはその人を理解しようとしてないのと同義であるから、結局、華恋ちゃんにとって言ってしまえば「たいしたことない人たち」なんです。フォロワーに言われて気付きましたが、華恋ちゃんは急いでる風に店を出たけれど、その割にはのんびりしている。つまり、意図的にあの場を離れた。そりゃあそうです。華恋ちゃんにとって、何より大事なのはひかりちゃんと演劇で、同じ舞台で輝いてる舞台少女ならまだしも、舞台少女から遥か遠くの「普通の女の子の幸せ」(劇中のセリフ)を享受している人間に、興味なんかあるはずないんです。

じゃあ、これの何が問題なんでしょう。

問題に決まってます。だって、少なくとも僕は、華恋ちゃんというより「この周りの人たち」と同じ人間なんですよ。何となく生きてきて、やりたいことがあっても本気で取り組むことはできなくて、舞台に上がる恐怖から逃げ続けて、そんな僕は、華恋ちゃんが(本人にはそのような認識はないと思われるが)見捨ててしまう対象。同じ舞台少女ではなく、観客として見てしまう対象なんです。

もちろん、観客も重要です。キリンが野菜となり栄養となる、ラストシーンはキリンが燃料となったのがきっかけで始まる。だけど、華恋ちゃんに憧れた人たちならば、舞台少女の方になりたい人たちならば、この描写はとっても苦しいはずなんです。

華恋ちゃんは、自分に希望をくれる存在だと思っていたのに、実際は、見捨てられていたのかもしれない。彼女たちが進んでゆく中で、自分は一生舞台には立たなくて、どんどん置いてかれるかもしれない。彼女たちが死せる舞台少女にならずに進めた劇場版に対し、僕たちはそもそも最初から死んでる舞台少女なのかもしれない。

この映画は、そんなことを、僕に感じさせてしまったんです。

 

自分が創作に向き合う感情

スタァライトの感想の場で、自分語りは最悪なので、ここはさっさと終わらせます。

僕も一応、小説や詩などの文章を書いております。※この「一応」という言葉に、胸を張れていないニュアンスが出てますね……。

自分は、創作が好きで、苦しい時は創作に救われてきて、時には自分の大好きなものへの勝手な恩返しとして、自分もその道を志したり、そのくらい創作に他人事ではない生き方をしてきました。これからもしていきます。

だけど、じゃあ全てを投げ打って、その創作に取り組んだかと言えば嘘になる。舞台少女たちのように、ずっと小さい頃から目指してきたかと言えば嘘になる。それは、舞台に立つこと、観客を意識すること、努力をし続けること、あらゆる苦痛から逃げ出した結果でした。

とは言えども、鬱のような状態にはなったことがある(今も完全には回復したかはわからない)くらいには、悩んできてはきました。でも、だからこそ、逃げ癖がついてきたのを自覚している。

ある日から、死にたいと思い始めました。でも、色々あって、最近は前向きになれた気がします。アニメだってこうして見れてるし、人に会うこともできるし、鬱回復後に見られるであろう、頭の回転が遅くなること、やけに眠くなってしまうこと、にもある程度自分の中で向き合うことができるようになったし、確かに、少しずつだけど、前を進めてるんです。

だけど、それだけじゃダメで。死にたいという気持ちが湧き上がることはまだあります。でも、それでも死なない理由は、周りの人を悲しませたくないからだと、自分は思ってました。でも、スタァライトを見て、こういう可能性もあるのではないかと、ふと思った。「自分は死にたいと思うことがある。でも、舞台少女として死んでしまうことだけには明確に恐怖がある。何か成し遂げたい。何か本気で取り組みたい。人生で輝く瞬間が欲しい。舞台で輝く自分、舞台少女としてまだ生まれてもないのに、ここで人生を終わらせちゃダメだ」って。だから僕は、今も死なずにいるのではないか。そう思ったんです。なんて、周りのことを考えない、無責任なやつだなとは自分で思いますが……承認欲求や顕示欲とはまたちょっと違う、舞台少女として生きたいという渇望があると。

なんとなく、惰性のまま、だらだらと創作を続けてきた自分だが、それこそ先細るしかない死んでゆく舞台少女なのでは? そう突き付けられたとき、初めて自分は自分の心の中の舞台少女への渇望を自覚できたんです。あとは、これと向き合って自分を進化させるしかない。

この作品を見て、そんなことを強く感じてしまったのです。

 

あとがき

舞台人として死にたくない。そのためには、何度も私を再生産しなければいけない。成長し続けなければいけない。舞台に立つ怖さがあることを知って、それでも立ち続けなければいけない。(普通が難しい時代であることを顧みても)普通になって幸せになる生き方もある。だけど、自分は表現者タイプだと思った。かつての文豪のように自ら死を望むことは、絶対に避けたいけど、それでも、命を燃やして生きる選択肢を選んでみたい。そうじゃないと、きっと舞台少女として死んでゆく人生になる。それは、いつか笑い話になるだろうか。笑い話になれたなら、幸せかもなあ。でも、それはきっと、寂しいだろうなあ。「今はまだ、でもいつかは」と言った、劇場版の純那ちゃんのような言葉も通じない。僕は、劇場版を見てから、こんな複雑な気持ちが、これ以上に言葉では表現できない気持ちが、襲ってきていて、焦りを感じている。急に、自分がもっと嫌になって、空っぽになってしまった気がする。華恋ちゃんは、空っぽなら次の舞台に行こうとひかりちゃんに言われたけど、僕はまだ、華恋ちゃんのような最初の舞台少女になることから始めなくちゃいけない。でも、どうすれば良い。分からなくて苦しい。

 

劇場版スタァライト、素晴らしい作品でした。でも、今の僕には眩しすぎて、舞台の上に立つ怖さも自覚的になり、改めて自分を見つめ直すきっかけにもなった。自分の情熱の根拠を、もう一度考えたいと思う。このままの気持ちでは、ちゃんとした創作ができない不安がある。

 

スタァライトを見てから、隙あらば、(例えば無為に時間を過ごしてしまいそうなとき、自分の人生を達観してしまいそうなとき、好きであることを妥協してしまいそうなとき)自分の人生からふと逃げようとする度、ばななちゃんの真顔が浮かぶようになってしまった。このままでは、ばななちゃんに切られてしまう。僕は華恋ちゃんに見捨てられたくないって思った。舞台人として生まれて、死にたくないって思った。それは元々存在する、一般的な『命』とはまた違ったもの。

華恋ちゃんから、舞台から、舞台少女から、死にたくない・置いてかれたくない・見捨てられたくない。そんな感情があります。死にたくない情熱を抱えて。どうか、この感情が一過性でないことを……。

 

劇場にて、撮った写真。

 

※加筆

正直、この記事の内容には納得できていない。
あまりに自己的だし、この映画には、たくさんの希望ももらったはず。その側面を語れていない。
次劇場で再度上映されたら、必ず観に行く予定なので、そこでもっと、この映画の魅力を語る記事を書きたい。
そのためには、この期間の間に、この映画に背中を押してもらうほど、自分も努力しなければならない。

 

※加筆その2

勢いで書いちゃったけど、一晩寝て起きたら、もう本当、なんてものを書いてしまったんだってなる。物書きは、自分を曝け出して身を削らないと文章を書けないのだろうか……。
この文章で嫌な思いをした人がいたら本当に申し訳ないって思う。だけど、自分への戒めもあって削除はできない。ここまで、自分が追い込まれたこと、そして、変わらなきゃと思ったこと。それは嘘じゃない。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト アニメ感想【7話〜12話】

前半(1話〜6話の感想)はこちらから

https://ryu-ryu-sousaku.hatenablog.com/entry/2024/02/14/220423

 

前半同様、ネタバレ注意です!!

見てない方は絶対にアニメを見終わってから見てください!!

少なくとも、自分はネタバレなく見れたおかげでより楽しめたと思います!!

 

第七話『大場なな』感想

 

なんとなく、思ってはいました。ばななちゃんだけ立ち位置が違うなぁとか、キリンや非日常要素があるのに、思ったよりも、平和な話だなぁとか。なので、どっかで一気に不穏になるとは思ってたけど(四話でのひかりちゃんのセリフも含めて)いやまさか、こんな形で来るとはなぁ。

最後なんてゾクッとしてしまった。しかもEDでの演出もほんと……!!

ひかりちゃんが来たことで、華恋ちゃんが舞台少女として飛び入りすることになり、それに感化されて他のメンバーの話も動き出した。運命が予測できなくなった。ひかりちゃんは、特異点だったんですね。

 

※感想の感想

癒しキャラ枠だと思ってた子のいきなりの豹変。からの、静かになってしまったED。いやー、不穏さマックスですよ。それにしても、ばななちゃんは華恋ちゃんが飛び入り参加しない世界では、天堂真矢にすらブレずに勝ってしまうくらい強かったんですね。

何度も理想の再演をする、それでも満たされない。それって一体、どれほどの苦しみなんでしょう。

 

第八話『ひかり、さす方へ』感想

 

泣き虫じゃスターになれない、と幼少の頃から言われつつ、今も泣き虫の華恋ちゃんに和みながらアニメ視聴スタート。

ひかりちゃんは、一回ときめきを失いかけたんですね……。何話か忘れましたが、会話の裏で、大事な記憶を失う云々の演劇練習をしてたシーンがあったので、もしかして、とは思いましたが。

ばななちゃんが、いつもよりも厳しく、低い声になってて、同じキャラクターでもここまで印象が変わるんだなあと。

戦闘シーンの第二幕の演出には鳥肌が立ちました。あと四話……本当にどうなるんだろう、読めません。

 

※感想の感想

第二幕の演出、すごかったですね……!!

ばななちゃんが、可哀想な剣、と言及してましたが、きらめきが強くなって、剣の姿も変わり、勝利するのが(ある意味特撮の王道で)良いですね。ばななちゃんの二面性に驚きながらも、キャラや演技のギャップに胸を打たれました。

 

第九話『星祭りの夜に』感想

 

人生は二度繰り返される物語のように退屈である。シェイクスピアの言葉、華恋ちゃん同様自分も知りませんでした……もっと勉強しなくちゃですね。でも、すごく良い言葉です。

舞台スタァライトの話自体が、その舞台を演じる人たちの境遇に近いという二重構造を持っている。

変わり続けるのが舞台であり、舞台少女。映像作品が完成されてから色褪せないものに対し、舞台はその都度二度と同じものはないけれど、だからこそもっと良いものにしてゆける、存在なのかもしれません。

ばななちゃんが、本当ずっと癒しキャラだったので、こんなにも強い気持ちを持っていたこと、怖がりで臆病であったこと、突然の変容に一瞬困惑したものの、もっとばななちゃんのことが好きになれた気がします。

純那ちゃんの優しさ、ばななちゃんとの気持ちの伝え合いに感動しつつ、名言を求められたところはちょっと笑ってしまったり。シェイクスピアでは限界が来て、ニーチェが出てきたところで笑ってしまった。
最後は純那ちゃんの言葉でしめるのが良かったです……そしてEDも良かった……。毎度EDの歌や映像が変わるの、好きです。

 

※感想の感想

純那ちゃん推しなので、どうしても純那ちゃんのセリフが増えると嬉しくなります。純那ちゃんにハマったきっかけは、自分星のセリフと、華恋ちゃんとの仲良しっぷりでしたが、今回改めてばななちゃんとの仲良しっぷりも良いなあと思った次第。

変わり続けることが怖いのは、現代の自分たちも一緒なので(心理学用語で恒常性と言われるらしい)ばななちゃんの気持ちは決して他人事じゃないんですよね。つまり、変わり続けることが成長していくことが大事だというメッセージも、実感しなければいけないということで……頑張ります。

 

第十話『されど舞台は続く Show Must Go On』感想

 

またもや偉人名言シリーズ。なんで偉人の名言ってここまで心に響くのだろう。時代の淘汰に生き残ってるからそりゃそうなんだろうけど……。

まひるちゃんが気遣ってくれて二人を部屋から追い出してくれたのだけど、それはそれとして、ばななちゃんの作ってくれたスイーツをこぼしまくる二人可愛い。ひかりちゃんって、舞台は気丈で、振る舞いも常にクールな様子だけど、日常生活は結構ポンコツキャラなのが、ところどころ描写されてて和む。

小さい頃の自分たちが、今の自分たちの舞台を眺めている。そこには変わらず一緒にいた二人がいた。こういうの、本当弱いんですよね……めっちゃ良いシーン……。

ついに、天堂真矢・西条クロディーヌとの勝負。そして、運命のレヴュー。物語も終盤に来たようでドキドキします。観客席のみんなも、以前から一歩成長したのを感じる言動で良かった……(それが伝わるくらい、このアニメは、全てのキャラクターの成長をしっかり描いてきたってことですよね)

結果は決まったけれど、突然の「私の天堂真矢」「私のクロディーヌ」ですよ。マジですか!? この二人の関係は、丁寧に描写されてきたけれど、にしたって、急にこのセリフはパワーありすぎません!? もう、滅茶苦茶良かった……。

しかし、余韻に浸ることも許してくれず、最後のオーディションに。その瞬間に、ときめきを奪えないとひかりちゃんが華恋ちゃんを……!?(一話の夢の中の東京タワーのシーンを思い出させます)

えっ、どういうこと? てっきり、ひかりちゃんが自ら勝負を辞退するのかと思ったけれど……勝った方がときめきを失うの?

 

※感想の感想

尊い関係にテンション上がったかと思いきや、最後の展開に困惑しているという。もう、ストーリーの手のひらの上ですよ、本当。

このアニメを見るときの姿勢って、自分でも悩むことがあって、「女の子たちの絆、友情、癒し。そこに注目してアニメを楽しむ」姿勢もあれば、「アニメを鑑賞する立場から一歩自分自身へ向き合ってみて、この作品の『夢』と『情熱』に感化されて、自分はどうするかについて考える」姿勢もあって、両方の姿勢を保ちつつアニメを見るって結構難しいのですが、じゃあこの作品を、この二つの姿勢のどっちか片方だけを採用して見るのも、また違う気がして、ある意味、アニメを見るのにこちらの勇気や覚悟も問われるんですよね。

もちろん、作品としてもすごく面白く、ギャグや女の子の可愛さを描いたり、どんな人でも入りやすい工夫はされてると思うのですが、有り余る情熱が込められているこの作品は、感化されるのがむしろ受け手として正解な気がするのです。個人的な感想ではありますけど。だからこの作品を見て、何かを始めてみる、何かをもう一度挑戦してみる、何かを変えようとしてみる、そういう行動につながるのが、きっと、みんなをスタァライトしようとする華恋ちゃんの想いに応えるということになるのかなと。

 

第十一話『わたしたちは』感想

 

ひかりちゃんが突然いなくなってしまった。四話ではあんなに早かった既読もつかない。そこからの、急な七ヶ月後で、マジかと。本当にあっという間に過ぎてしまった。

全体的につらいシーンが続く。先生はあのキリンの存在を知ってるのかな。でも、少し嬉しいシーンもあって、ばななちゃんがこの寒さを知れたって言ったシーンは特に嬉しかった。みんなに明るいばななちゃんが戻ってきたんだなあって。

オーディションで争った人たちのきらめきを奪うことで、トップスタァになれる。なるほどなあ……。そして、ひかりちゃんを失ってしまったことで、かつてオーディションで負けたひかりちゃんのような状態になってしまった華恋ちゃんに胸が痛い。

ここでようやく、ひかりちゃんが華恋ちゃんをオーディションに入れたくなかった理由を理解できた気がする。ひかりちゃんはきらめきを取り戻したいけど、華恋ちゃんのきらめきは奪いたくないってことなのかな。自分の読解力の足りなさをつくづく実感……。

原典スタァライトを和訳することで、ひかりちゃんの居場所が分かるの良いなあ。そして、かつて競い合った人たちの順番で、背中を押してくれるのも。

「舞台で待ってる」
次回最終話かあ。約二週間で、一気に見てしまったけれど、勿体無い気もする。だけど、続きが気になってしょうがなかった。

 

※感想の感想

もうこの辺りでは、「ああ、大好きな作品が終わってしまう」という恐怖に襲われていました。あれです、大好きな漫画の最終巻だけいまだに読めてない、的な現象です。

劇場版の存在は知ってましたが、にしても、テレビアニメはあと一話で終了。そう思うと、すごく寂しいというか、話を見進めてゆくのが苦しかったです。

しかし、ここで終わりを避けて見るのをやめてしまっては、それこそかつてのばななちゃんと一緒。彼女たちのきらめきを見届けるのが、このアニメを見た者の使命です。

 

第十二話『レヴュースタァライト』感想

 

本当に良かった。

本当に見て良かった。

舞台を再生産、アタシを再生産。
ときめきを失っても、また、取り戻せる。また自分の輝きを作れる。

悲劇であったはずのスタァライトが、ここまで素敵なハッピーを迎えるなんて。

最後のopが流れ始めたところから、もういろんな気持ちが湧き上がってきた……。

 

※感想の感想

なんか最終話だけ感想が短くない?

そう思ったあなた。許してください。言語化できません。無理です。「本当に見て良かった」これに全部詰まってます。

『アタシ再生産』この言葉はきっと、これから生きてく中で、ターニングポイントに立ったとき、何度も思い出すだろうなあと思っております。ときめきを失っても、自分たちはまた蘇ることができる。ときめきは無くならない。これを、再生産と呼んでるのですね……。

 

ここまで、感想を読んでいただきありがとうございました。自分でも何言ってるのかよくわからないところがあったり、ニュアンスが間違って伝わってしまいそうな表現をしてしまっていたり、至らない部分は山ほどありましたが、このアニメを心の底から好きになった、ということさえ伝わっていたら幸いです。

 

アニメの総集編『ロンドロンドロンド』および、劇場版の感想も、見終わったらすぐに書こうと思います。そのときはまた、駄文に付き合ってくださいませ。ありがとうございました。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト アニメ感想【1話〜6話】

仲良くしてくださってるフォロワーさんに紹介されたのをきっかけに、見始めましたスタァライト。一気に見るのも勿体無いなと思いつつ、面白くてつい短期間でたくさん見ています。

『スターライト』と表記してたのをフォロワーさんに訂正していただいたのも、もはや遠い記憶……笑

さて、Twitter(新X)で実況ツイートをしてたのですが、せっかくなので、ここにも残しておこうと思います。

 

注意点

1.ネタバレあり

ネタバレどころか、本当そのまま感想なので、見てない方はこの記事は読まず、ぜひ、アニメを見ましょう。

2.しっかりとした感想ではない

あくまでツイートをまとめたものなので、そんなに長い考察をしてるわけでもなく、全シーンに触れてるわけでもなく、本当に印象に残ったことを綴っているだけです。

 

以上から、この記事を読む方は、もう既に全部見終わっていて、「このアニメを初めて見た人の感想に飢えている」という方だけにお勧めしています。

 

第一話『舞台少女』感想

 

観ました……。すごかった……。

正直、感想が言葉にできない。強い気持ちを自分の中でも感じたのは確か。

まず一話なので、よく分からない部分が多いのですが、今からすごいことが始まろうとしてるということと、演出がとにかく良かったことが印象的だった。

地下で戦うの!? メガネの子どうなっちゃうの!?

色んな驚きがあったけれど、幼馴染との約束が、覚悟を与えて、東京タワーから突き落とされたんじゃなくて、自ら舞台に飛び込む。それが舞台少女……。いや本当に二話が気になって仕方ない。

 

※感想の感想

舞い上がってますね。でも、そりゃ、このアニメ見たらこうなりますよ。気持ちの高揚感が半端ないんですよ、ストーリーから演出まで、全部。そして主人公がステージに挑むときのシーン。『アタシ再生産』の文字の中、落ちていく主人公。強い気持ちを感じさせてくれる、一話です。

 

第二話『運命の舞台』感想

 

ばっかれん、って良いですね。

イギリスでは昼食食べないの!? や、キレキレだねキレてるだけじゃない? が個人的にツボ。

ばななちゃん癒される……。星見ちゃん、生きてて良かった。今のところ、なんだか推しになりそうな気がする。

自分星、自分の運命の主役になる、すごく良い言葉ですね……。

対決シーンが毎話入るのかな? ミュージカルの歌も聴いちゃうし、会話も聴いちゃうし、戦闘シーンも見ちゃうし。大忙し……だけど、二人が最後認め合えたようなシーンで本当に良かった……何度でも立てる、も良い言葉……。

二話すごく良かったです。

 

※感想の感想

ここで感じたのは、この作品、真面目な作品ではあるけど、ギャグシーンもすごく面白いんですよね。ところで、この記事書いてる今の時点で、星見純那ちゃんが推しなのは変わっておりません。

 

第三話『トップスタァ』感想

 

なんとなく、メンバーの名前も覚え始め、序盤は純那ちゃんと華恋ちゃんの二人の仲良しっぷりに癒されつつ、まひるちゃんのあたふたっぷりに笑っちゃったり。

結局マフィン一個食べてなかったんかい、というのと、こっそり逃げ出さなくちゃいけないのに声を出しているのが今回のツボ。

天堂真矢ちゃんが一人だけ、と言いつつ、最後に「でもあの子の情熱は」と呟いてEDに入るのが良すぎる……!! Cパートも、重苦しい中、次回がどうなるのか……。

三話の時点で、もっと、高校生の頃に見たかったなあと後悔するくらい、アニメとして楽しむだけじゃなく、自分も夢について問われている気がする作品。

 

※感想の感想

『アタシ再生産』という言葉が印象的ですが、これは自分のアイデンティティを見つめ直す、違うフレームで考えてみる、という意味とも捉えられる?

自分のアイデンティティを見つめ直す機会は、早ければ早いほど良いよなあ、と感じるこの頃。自分がこのアニメを高校生の時に見れたらな、と述べたのは、そういう考えからも来たものでした。「自分の立っている場所をしっかり確認して、ぼんやり生きないようにする」その大切さを噛み締めております。

 

第四話『約束タワー』感想

 

今更だけど、このopめっちゃ良いですね。すごく気持ちが動かされる……!

ばななちゃん、穏やかな感じなのに寝相が悪いのギャップで可愛すぎる。ばななちゃんに限らず、舞台上ではかっこいいキャラたちが、寮の中では等身大なの良いですね。

ばなナイス、語感が良くて好き。

ひかりちゃんと華恋ちゃんの二人の友情? というより過去からの約束の強さ、素晴らしさを感じた回でした。

廊下を守るまひるちゃんや、点呼をなんとか乗り越えようとするみんな、やけなクラゲ推し、ギャグを含みつつ、みんなが仲良しなのが伝わってきて良かった……。

今回は戦闘シーンがなく、日常回ではあったけど、だからこそ、ライバルだけど、お互いを信頼し合ってることがすごく実感できた回でした。誰にも負けたくない、っていう気持ちが大事なこと、久しぶりに思い出せた気がしました。

 

※感想の感想

日常では嘘偽りなく等身大なのに、舞台に立つと夢のために真剣に競う。

……きっと、そういう姿に人は憧れるんだと思います。このような、夢への強い思いを刺激される作品を見るたびに「自分はちゃんとできてるのか」禅問答を繰り返してしまいます。

 

第五話『キラめきのありか』感想

 

今までのミュージカル戦闘シーンの中で、一番見てて楽しかった回かもしれない。見終わったら、まひるちゃん……😭😭😭ってなった。

本当内容が素晴らしいだけじゃなく、全部演出が良くて……!! 野球の魔球の演出なんて、本当に見てて楽しかった。

他者じゃなくて、自分でもきらめきを作り出せる。まひるちゃんが一歩進めて良かった……。華恋ちゃんが最後言い切ったように、朗らかなのがまひるちゃんの魅力ですね……。

絶妙なタイミングで忘れ物をとりにくるひかりちゃんめっちゃ面白かったし、じゃがいもでめちゃくちゃ早口になる真矢さんで笑ってしまった。

最後に、大切な人たちを笑顔にできるのが自分のスタァライト、という答えが、自分にもすごく響いた……良かった……(語彙力低下)

 

※感想の感想

語彙力低下しまくってますが、そのくらいめっーーーちゃ良かったです。今までの戦闘ミュージカルシーン(レヴュー)でも、一番好きかもしれません。感想の言語化さえ、必要なくて、「楽しかったなあ」そう感じた回でした。

というか、感想を記事にしててなんですけど、本来は作品は言葉で説明することさえ野暮で、心の動きさえあれば最高なんだと。じゃあなんで記事書いてるんだよ、とツッコミされても仕方ないんですが、良かったものは人と共有したいという感情もありまして……難しい。

 

第六話『ふたりの花道』感想

 

いきなり幼少期の香子ちゃんと双葉ちゃんが出てきて、びっくりした。慌ててる香子ちゃん可愛すぎる。

まひるちゃんの、お姉ちゃんだもの! 良いなあ。前話での成長が、ものすごく感じるセリフ。

まさかこの二人が喧嘩するとは、って展開だったけど、ずっと泣いてる華恋ちゃんが良い子すぎる。

一緒にいたいから追うものと、追われるものとしての、責任……。どの話でも、必ず心に残る「キーワード(というかキー信念)」があるの良いですね。

真矢さんが嬉しそうに箱開けるのめちゃくちゃ笑ってしまった。前回のジャガイモ然り、キャラが固定されてきてるような……笑

それで最後……えっ、ばななちゃん!? どういうことですか!? えっ!?

今までの話の中でも、かなり百合度が濃い話でびっくりしましたが、このアニメのつい笑っちゃうギャグセンスと、さまざまな側面と表現で伝わってくる熱い気持ち、今回もとても面白かったです。

 

※感想の感想

今までも百合と言えば百合なシーンはあったのですが(四話とか)、今回はさらに百合度が高かった気がします。尊いという感情は、奥深いですね……(いとをかし……)

真矢さんが、最強キャラ的な立ち位置なのに、素だと天然っぽいのがめちゃくちゃ可愛いですね。

最後の最後で衝撃的な展開が来ましたが、マジで初回で見たときびっくりしました。なんとなく予測はしていたけれど、いざ来ると、全然身構えてなかった……。

 

〜〜〜〜

 

以上六話までの感想でした!!

後半戦(七話〜十二話の感想)は明日投稿する予定です。

追記 後半戦書きました!!

https://ryu-ryu-sousaku.hatenablog.com/entry/2024/02/15/181733

このアニメに出会えて良かった……😭😭

おすすめのラブライブ! ss 〜Liella!編〜

始めまして、ryuと申します。

ここは自分の好きなものを紹介するブログとして運営していく予定ですが、早速ですが好きなコンテンツであるラブライブ! の二次創作を本日は紹介したいと思います。

ラブライブ! ss」さんという、山ほどラブライブ!の二次創作小説(もしくはSS)をまとめてくださっているサイトがあるのですが、そこで読み漁って出会うことができた素晴らしい二次創作を紹介していこうと思います。

https://www.lovelive-ss.com

μ’s編→制作中

Aqours編→制作中

虹ヶ咲編→制作中

Liella!編→ここ

 

目次

 

すみれ「演技で大泣きしたらとんでもないことになった」

https://www.lovelive-ss.com/?p=29847

 

あらすじ

ある日、普段の扱いの悪さからちょっとした仕返しも兼ねて、すみれは嘘泣きを試みる。メンバーは一同困惑するが、すみれは慌ててその場を後に。そこであっさりネタバレできれば良かったが、その翌日すみれは風邪をひいてしまい身動きできない状態になる。挙句にスマホも部室に置き忘れ、メンバーからの連絡も全く気づけないままだった……。

 

感想

自分がすみれ好きなのもありますが、すごく印象に残っているSSです。pixivにも投稿されていていますが、それは流石に本人に了承をもらって掲載するべきなので、pixivで読みたい方は各自調べて読んでください。

絶妙な勘違い劇、とでも言えばいいんでしょうか。とにかく、すみれが望んでない方向にどんどん話が展開していきます。そして、この作品の肝は、「とにかくすみれちゃんが可愛い」に尽きる。すみれちゃんが良い子すぎる、というのがめちゃくちゃ伝わってくるのと、テンポの良さがおすすめポイントです。

 

かのん「このクソガキっ!!」夏美「にゃははははww」すみれ「やめなさいよ」

https://www.lovelive-ss.com/?p=31066

 

あらすじ

ここは本編とはちょっと違う世界線。かのん、すみれ、夏美が主に集まっているものの、彼女たちはスクールアイドルではない。可可と恋はスクールアイドルのよう。むしろかのんたちは、そんな真面目な人を自分たちとは違うと一種突き放す、やさぐれ状態で、悪友達のようだった。音楽科と普通科の対立。才能に選ばれた人たちとそうじゃない人たち。さまざまな葛藤の中から、なぜやさぐれてしまったのか、夢に向き合うとは何なのか、そんな彼女たちの物語。

 

感想

同じくpixivにて、投稿されている作品で、そちらでは可愛いイラストも見れるのでおすすめです。

基本的にはギャグが多く、ギャグ時空でなんでもありな展開。読んでいてとにかく楽しく、とても読みやすい。しかし、内容自体はかなり真面目な話で、夢に向き合う気持ちをいろんな側面から見せてくれる作品です。個人的なポイントとしては、アニメで僅かながら見えた、「やさぐれかのん」「ヤンキーかのん」の概念をしっかり描いてることと、夏美とかのんの後輩先輩関係がすごく尊いことですかね。

 

「くぅくぅ土星論」

https://www.lovelive-ss.com/?p=30789

 

あらすじ

『Liella!× SF』

壮大で、すごく心に残るお話。

 

感想

あらすじ短っ!? と思った方、申し訳ありません。この作品ばかりは、ネタバレが致命的なのと、とにかく壮大すぎて説明するのが難しいのです。読んでください!!

Liella!としては、完全に違う道を進んでしまったみんな。ある人は、忘れ、ある人は、変わり、ある人は、そのままであった。だけど、Liella!のみんなは、もう一度集まることができる。もう一度、あのときのように戻れる。そんな、思わず泣きそうになってしまいそうな、強い絆を感じる作品です。自分もSSを書くことがありますが、この文章量にこのSF設定は、書き切る自信がありません……。いや本当素晴らしくて、読み切った時の満足感が大きいです。

 

すみれ「実は私余命2ヶ月なのよね」

https://www.lovelive-ss.com/?p=30581

 

あらすじ

ある日、普段の扱いの悪さからちょっとした仕返しも兼ねて、すみれは一つの嘘を吐く。それは、自分の余命があと二ヶ月しかない、という嘘だった。信じられない人、信じたくない人、それでも信じるしかなかった人。メンバーの中でも意見が割れ、各々がすみれのため行動するのだが……。

 

感想

あらすじが先ほど紹介したSSと結構デジャブだと思いますが、決して内容が被ってるということはなく、こちらもめっちゃ面白いです。というか、すみれちゃんというキャラクターはこのような設定が似合うのでしょうか……??

すみれちゃんをどうするかの方針で、喧嘩しない人同士が喧嘩したり、突拍子もない(もちろん思いやりの果てですが)とんでもないギャグもあったり、こちらもドタバタコメディ色の強い、しかしLiella!の絆を感じる素晴らしい作品となっております。このギャグセンス、本当、めっちゃ面白い(語彙力)

 

千砂都「『おねがぁい♡』じゃなくてさ。」ことり「あ、うん……」ビクビク

https://www.lovelive-ss.com/?p=30010

 

あらすじ

※事前に言っておきます。「Liella!」の話ですが、タイトル通り、μ'sのメンバーも出てきます。越境ってやつです。

ある日、海未とことりの元に送られてきたのは、『スーパー幼馴染スター!!体験ヘッドギア』という、仮想空間体験装置であった。その装置では、『澁谷かのん』もしくは『嵐千砂都』の幼馴染を体験できるという。訝しむ海未と、とってもワクワクが止まらないことり。さて、望んでいた幼馴染ライフはエンジョイすることができるのか!?

 

感想

長編ばかり紹介してるので、ちょっと短めな話。不憫な穂乃果ちゃんも可愛いし、なんだかいろんな部分が絶妙なSSなんですよね。ことりちゃんの可愛さも、千砂都ちゃんには通じないという、タイトルからもうすでに伝わってくる面白さ。案の定、二人は理想の幼馴染ライフはエンジョイできないのだが、少しずつ二人も慣れてきて……? この作品も、テンポの良いギャグと続きが気になってしょうがないお話です。

μ'sの幼馴染三人組の話でありながら、かのんと千砂都の良さもしっかり描かれているのが個人的に素晴らしいと思うポイント。

 

千砂都「丸を描くバイト!?」

https://www.lovelive-ss.com/?p=30097

 

あらすじ

千砂都は何かバイトをしているよう……? 具体的に尋ねてみると、それは丸を描くと真ん中からコインが出てくるという謎のバイトであった!!(というか異能力)

最初はお金儲けの話だったのに、どんどん壮大な展開になってゆき……??

 

感想

再び、SF色の強い作品です。いやあ、これも面白かった。というか面白い作品ばかりですね。ラブライブ!二次創作界隈、とんでもない。

ネタバレに気をつけなきゃなので具体的には言えませんが「えっ!? まさか!?」という展開が続きます。そして、もう本当、健気さというか、ある一人の人物の気持ちを考えると、ものすごく複雑な心情になります。バトルものとしても楽しめて、まるでジャンプを読んでいるようでした……!

 

〜〜〜〜

 

以上6作品でした。

正直紹介したい作品はまだたくさんありますし、pixivでも紹介したい作品は山ほどあるのですが、今回はひとまずここまで。

ここに紹介されてなかった作品で、オススメあるよ!! という方は、この記事へのコメント機能や、Twitter(現X)で教えてくださると嬉しいです!!

ここまで読んでいただきありがとうございました。